スマフォの電池もちについて


スマートフォン。
私の場合、主にAndroidを利用しているので、Androidのバッテリーについて書こうと思います。

Android携帯は長いこと使ってきました。
昔のOSに比べて最近のOSは省電力化が進んでいるとはいえ、まだまだ微妙な状況です。

でも、設定・使い方によってはバッテリーはものすごく持ちます。

どうすればいいのか。

スマフォの状態を気にしてください。

大雑把に行くとスマフォは4つの状態に分類することが出来ます。

①充電中
②使用中
③スリープ
④休止

チョット説明します。


①充電中
これは説明の必要もないですね。
充電中の状態です。

②使用中
これも説明いらないか。
スマフォを使っている状態です。

③スリープ
スリープというのは、ディスプレイのバックライトが消えている状態のことです。
ほったらかしておいたら勝手にディスプレイ消えますよね。
あの状態です。

④休止
これ、見た目では判断できません。
スリープの状態をさらに放っておくと、さらに深いスリープ(Deep Sleep[ディープ・スリープ])の状態になります。


この4つの状態のうち、バッテリーもちを考える場合、③と④に注目します。

バッテリーの観点から見た場合
[スリープ]
厳密にはちょっと違うんですが、消費電力の多くを占めるディスプレイをOFFにするという省電力効果があります。

[休止]
必要最低限以上の消費電力を抑えます。
チョット難しいんですが、CPU(コンピュータ)への電気の流れがなくなると思っていただければ結構です。
ざっくりとスマフォがどこに電力を使っているかというと、「ディスプレイ」と「CPU」です。
つまり、休止状態の場合、ディスプレイもCPUも動いていない状態になります。

Android携帯は、次のような状態遷移を行っています。
------------------------------------
使用中
 ↓
ほったらかす
 ↓
ディスプレイが消える(スリープ)
 ↓
さらにほったらかす
 ↓
端末が深い眠りに落ちる(ディープ・スリープ)
 ↓
ボタンを押す(起こす)
 ↓
使用中
 ↓
繰り返し
------------------------------------

バッテリーの減り方で言えば、参考までに私の例で行くと
使用中(ネット接続):1時間に20%減
使用中(ネット未接続):1時間に10%減
スリープ状態:1時間に5%減
休止状態:1時間に0.7%減

結構違いますよね。

もしこの情報が本当ならば、家に帰って携帯をほったらかしておいても、次の日の朝には10%も減っていないという事になります。
でも、多くの方がそんなことはないと思っていると思います。

そういう場合の多くは、休止状態(ディープ・スリープ)になれない状態になっていると考えられます。
原因はいくつかあります。
・インストールしているアプリが裏で動いている為、Android携帯がまだ寝ちゃいけないと思っている。
・メール等が頻繁に送られてくるため、定期的に寝てはいるけどすぐに起されてしまう。

知人等の状況を見ると、おそらく何らかのアプリが睡眠を妨げているという状況が多数だと思います。
これを特定してアンインストールするか、バックグラウンドの動作設定をしてあげれば解決するんですが、機械に詳しくない人には難しい話だと思います。

では、試しに以下のアプリをインストールしてみてください。
Deepsleep battery saver
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.rootuninstaller.batrsaver&hl=ja

設定方法は以下の画像参照。

起動直後
最強を選択してボタンをONにしてください。



右上の歯車(設定画面)



DeepSleep項目




バッテリー項目
充電していない時:常に動作するように「無視」を設定
充電している時:常に動作するように「無視」を設定




通知項目
常に通知を表示:チェック(後述)




一般項目
ログを有効にする:チェックを外す





この設定をすると、端末の電池もちが驚くほど改善すると思います。
これがこいつの本当の力です。
多分、2~3日なら余裕で持つかもしれません。

ただし、弊害もあります。

それは休止中は3GやWifi接続がOFFになっています。(厳密に言えばもっといっぱいOFFになっているんですが、まぁ良いでしょう。)
これが何を意味するかというと、ディスプレイがOFFになっている間はメールも何も受信しないという事です。

メールが来ても無反応。
ツイッターで連絡が来ても無反応。
Facebookで書き込みされても無反応。
無反応。

無反応だから電池消費しない。
当たりまえですよね。

逆に言うと、メールがいつ来ても良いようにちょっと起きてる。
ツイッターからいつメッセージ来るかわからないから、完全には寝ない。
Facebookの書き込みがあってもいいように、頑張って起きてる。

いろんなアプリを便利に使おうと思うと、裏でこんなことをしているので電池がバンバン減っていくのです。

じゃぁ、本当に必要な処理だけに絞ってちゃんと働いてもらい、どうでもいい時はちゃんと寝てもらう。
こういう風に設定するだけで、気にしていない時の電池もちが格段に良くなると思います。

このアプリ、さっきの「最強」て所を弄ると、休止中に定期的に起きてくれるようになります。
たとえば「弱」にすると30分ごとに1分だけ起きます。
つまり、メールやツイッター、Facebookの通知が最大30分毎にしか来ないという事になります。
ただし、よほど緊急でない限りは問題ないでしょう(私は問題なかったです)。

色々試しましたが、このアプリはマジで効いた気がします。
スマフォの電池もちで悩んでいる方、メールやSNSの通知に即時性を求めていない方、ぜひお試しあれ。

有料版だと、もっと細かく設定できるみたいです。
私は無料版で事足りているので、そのまま使っています。

※アラーム機能やテザリングなどについての検証は行っておりません。
 また、対応端末(正常に動作する端末)についても検証したわけではありません。
 純粋に消費電力を減らすという事だけについて検証した結果ですし、このアプリの開発者でもないので、このアプリ導入における不都合については自己責任でお願いいたします。


まとめます。

スマートフォンの電池を十分に持たせるには、睡眠を管理しろ!


(後述)通知をチェックする理由
Android携帯は重い処理をしている時に、メモリが足りなくなるとバックグラウンドの不要(と判断した)アプリを終了させてしまいます。
通知領域にアイコンがあるアプリは不要ではないと判断されるため、「気づいたら終了していた。」なんてことがなくなります。
メモリに余裕がある端末であれば問題ないですが、万が一のために通知アイコンを表示しておいた方が良いでしょう。